MONTHLY PICK UP いま履きたい、あのシューズ Vol.01 Starring 小谷実由

Pick Up Shoes

VANS / OLD SKOOL / (JELLY SIDESTRIPE) TRUE WHITE/TRUE WHITE

Styling Point

スタイリスト・小山田孝司

あえてストリートっぽいテイストではなく、少しきれいめなスタイルを意識しました。コートとスカートはRIDDLEMMA(リドレマ)という若い女性デザイナーが立ち上げた新進のドメスティックブランドです。コートもスカートもシルエットがおもしろいんだけど、すごく丁寧に作られているのがいい。その中でVANSは“はずし”のアイテムとして機能するように。スニーカーの差し色がブルーなので、スタイリングも青系をポイントにしたいなと思いました。

小谷実由

小山田さんは、スタイリストを私自身が指名できるお仕事ではいつもお願いしたいと思っている方です。私の私服にはないテイストのお洋服を、でも私に似合うようにスタイリングしてくれるんです。3月のスタイリングはRIDDLEMMAのコートとスカートがすごくかわいかったです。ディテールはかなり凝っているけど、フォルムが美しいなと思いました。特に生地感と落ち感がいいですね。VANSのスニーカーはひさしぶりに履きました。10代のころは絶対にVANSがいいと思って、何足も履きつぶしていたんです。でも、当時はこういうきれいな水色のモデルは持っていなかったし、スタイリングの“はずし”に活躍するなと思いましたね。私服でもスニーカーは“はずし”に使うことが多いです。このVANSはスカートやワンピースに合わせると映えると思います。

―3月の思い出と聞かれて何が思い浮かびますか?

3月は私の誕生月なんです(3月12日)。だから、3月1日になると毎年ドキドキしてます(笑)。そうだ、高校の卒業式の日が誕生日だったんですよ。30歳の誕生日を迎えるときは盛大にパーティーしたいですね。

―おみゆさんのお仕事はモデルのみならず、執筆業やファッションブランドとのコラボレーションまで、実に自由ですよね。
今のご自身の立ち位置やスタンスはどのように築いていったんですか?

私は14歳からモデルのお仕事を始めたんですけど、最初は芸能事務所に所属していたんですね。そのときはテレビCMにも出たりしていました。10代のころはこのままモデルを続けていくのか女優さんになるのかって漠然と考えていたんですけど、その一方でもともと音楽が大好きだったし、一時期はスタイリストになりたいと思うくらいお洋服も大好きだったので。そうやって自分自身が興味を持っていることと、お仕事を照らし合わせたときに理想と現実がかけ離れていったところがあって。やっぱり自分が本当にやりたいことをやらないと意味がないと思ったんです。

―そのときに所属事務所を移籍しようと決心した。

そうです。それが22歳のときですね。そのころちょうど周りにモデルをやりながらDJをしたりする人たちが増えてきて。私もクリエイターの方たちに対してリスペクトする気持ちが強かったから、モデルのお仕事をやりつつもっと自由なスタンスで何かを表現したり、ものづくりに携わりたいと思うようになったんです。でも、どんなお仕事に対しても毎回「これが最後かもしれない」という気持ちで取り組んでいます。好きなことができているからこそ、一度も安心したことがないし、これからもそうだと思います。私はどこかでずっと「おみゆって何をやってるかわからないよね。肩書きはモデルでいいんだよね?」って言われたいという願望があったんですけど(笑)、そうなれている今の状態はすごく楽しいですね。

―お芝居に対する興味はないですか?

前の事務所に所属していたときもお芝居のレッスンや映画のオーディションを受けていたこともありました。これまでもミュージックビデオに何本か出演させていただいたこともあって、お芝居をするのは大好きです。でも、いろいろ経験していくうちに、自分を自分らしく表現出来るのは、今はお芝居ではないのかもと思いました。そのうえでお芝居に100%の気持ちで挑戦したいと思ったら、一からちゃんと勉強したいです。

­­­­­―仕事には100%で向き合えなければやる意味がないと思っている。

そうですね。私が今、いろんなお仕事を同時進行でやれているのは、その一つひとつが本当に好きで自分の100%を注げているからで。不器用だからこそ100%で向き合えないと相手にも失礼ですから。器用ではないけど、100%の思いをぶつける。これからもその気持を大事にしていきたいと思います。

Model / Miyu Otani
Photographer / Mariko Kobayashi
Videographer / Kei Murotani
Stylist / Koji Oyamada
Hair & Make / Naoyuki Ohgimoto
Writter / Shouichi Miyake